【年の差婚】スポ根女子中学生の取材から結婚に至ったTVディレクター

(※イメージ画像は実在の人物ではありません)

こんにちは、ナビゲーターのFukuです。今日も「新婚さんいらっしゃい!」に登場したご夫婦のエピソードを拝見しながら出会いのヒントを探っていきましょう。今日のゲストはジャズボーカリストのリリーさんです。宜しくお願いします。

こんにちは。私は歌唄いのリリー。今日はお招きいただいてとっても光栄よ。でも私に恋愛の話なんてできるかしら。失恋の話なら100通りでも話せるんだけど。みんなにはハッピーな出会いを見つけてほしいわ。もし傷ついても私の歌でなぐさめてあげるから、勇気を持って出会いの場へ赴いてちょうだい。

妻が中学生の時の出会い

ボート競技で日本チャンピオンに輝き、世界大会にも出場した若妻の登場です。しかも現在19才で、9才の年の差婚です。

概要文の印象としては、とても素敵なストーリーね。彼が彼女の病気を支えて、やがて特別な感情が芽生えるという過程がとてもドラマチック。私もそんな恋がしてみたいわ。でもこう見えて体は丈夫だから無理ね。ハートは傷つきやすいのに。

今回の新婚さんで注目したい点ですが、
・19才と28才の年の差婚
・妻が中学生の時の出会い
・結婚に至るまでの夫婦の心の変化
以上の3点について深掘りしてみたいと思います。

それはとても興味深いわね。中学生で出会った男性と、一体どんな流れで結婚に至るのかしら。

まず、妻が中学2年のときの出会いについてですが、9才ちがいなので14才と23才での初対面です。地元ケーブルTVの若手ディレクターが、カヌー競技で全国大会に出場する女子選手を取材に訪れたわけですが、彼女も「頑張ります!」ぐらいな感じで、カメラの前でガッツポーズをしてみせるという、そんなありがちな場面だったかと思います。彼も仕事ですし、彼女は競技の実力ばかりではなくルックスも優れているので印象には残ったと思いますが、その後は何の接触もなく、2年以上の空白の期間があったそうです。

まあ、そうでしょうね。お互いに初めて顔を合わせた時点では。でも、その時の彼の心の声を代弁すると
「うわっ、やべぇ、めっちゃカワイイ♡」
みたいな感じだったと思うわ。「取材先のすごい選手としか思わなかった」なんてしらばっくれてるけど。
14才ぐらいって花で言えば「開きかけ蕾」のみたいな感じかな…私にもそんな時があったわ。中学生アイドルに萌えてる23才なんて、いまどきいくらでもいるでしょ。

再会・名刺が繋いだ記憶

そうですね。私も、彼は密かに萌えていたと思います。でも相手は中学生なので、競技者としての彼女を応援する以外にできることはないですね。
それから2年の月日が経ち、彼はたまたま取材に訪れた高校で彼女の名前が大書きされた横断幕を目にします。「〇〇君 全国大会出場おめでとう!」みたいなやつですね。そして取材中の彼を見つけて彼女が声をかけます。

14才の美少女が16才になって再び眼の前に現れたわけよね。しかも偶然の流れで。それは恋しちゃうでしょうね。彼はしらばっくれてるけど。16才は女性の一生でいちばん美しい瞬間だと言う人もいるわ。私の場合は今がいちばん美しいんだけど。見て!花盛りでしょ。花いっぱい運動よ!

高校で再会した時、彼女は彼のことをよく憶えていました。というのも、彼女は中学生の時にTVの取材を受けたのが嬉しかったのか、その時にもらった彼の名刺をずっとスマホケースに入れっぱなしにしてあったそうなんです。それで、その名刺を見返す機会があって、彼の名前まで記憶していたわけです。ただし、その時点ではまだ「取材してくれるTV局のディレクターさん」という認識だったと話しています。

彼女はそうでしょうね。その時点で16才の彼女が25才の彼に恋愛感情を抱くような要素は、おそらくは無かっただろうと思うわ。ただ、少なくともお互いの「名前と顔」を認識していて、「再会」による親近感は生じているでしょうね。

彼女の難病に彼の恋心が発火

その彼が、再び大きな大会への出場を予定している彼女に取材を申し込みました。ところが、彼女から一切の連絡が無かったため、心配して問い合わせたところ、彼女が難病で体調を崩していることを知ります。彼はこのときから「彼女が頭の中で特別な存在として意識され始めた」と語っています。

彼女が難病を患っていると知って、彼は感情を揺さぶられたのね。
これまでは業務上の取材対象として接するように心掛けてきた美しい彼女。その彼女が病気で苦しんでいる。それも難病らしい。彼女のあの笑顔が苦痛に歪んでいるとしたら自分もつらい…彼女を救うために自分にできることはないだろうか。
そんなふうに、彼女のことで頭が一杯になっちゃったんでしょうね。

ご自身でもそう言ってますが、彼は彼女のファンだったんですね。相手が高校生ですし、恋愛対象とするには自制心が働きます。でも彼女は一流のスポーツ選手ですし、ファンだったら問題ない。ファンが選手の体調を心配するのも自然な感情です。
そして彼は静養している彼女の元へお見舞いの花を届けます。メッセージカードには「大好きです。ファンである」と、思いを書いたそうです。

そうね。とりあえず「ファンとしてあなたを応援しています」という姿勢は、建前として大切よね。でも書き出しの「大好きです」は大胆ね。

彼女はそのメッセージカードを見て、母親と「彼はぜったいに私のことを好きだ」と話していたそうです。
そして、注目したいのが彼女が彼に恋愛感情を抱くようになるまでの心の動きです。司会の藤井さんが「女優みたい」と評したぐらいルックスもよく、さらにボート競技で3度も全国優勝に輝き、世界大会にも出場している高校生の彼女が、9つも年の離れた20代後半の彼を好きになった理由。ぜひ「出会いのヒント」として押さえておきたいところです。

彼女が彼に対して恋愛感情を抱くようになった理由?
それはやっぱり、病気の彼女を支え続けた彼の優しさでしょうね。

その通りです。ただ、彼が彼女に思いやりを向けた行為は、それほど特別なことではないと思うんです。例えば好きなアイドルのCDを何枚も買ったりプレゼントを贈ったりするのと大差ない気がするんです。

確かに、表面的に見ると彼の行動はファンがアイドルに対してする行動と似ているかもしれないわね。

きっとどんな男性も、自分が恋心をいだきはじめた女性が病気で静養しているとなれば、なんとかして励ましたい、力になりたいと思うはずです。でも、例えば病気になったアイドルにどれだけ励ましのメッセージを送っても、贈り物をしても、たいがいは「ありがとう」で済んでしまいます。

まぁそうよね、それが普通の距離感だから。でも、彼と彼女は顔見知りだし、どこの誰だかわからないアイドルのファンとは異なるわね。

それうですね。ただ、それが恋愛に至ったのには、彼女の心に生じていたであろう真空状態が作用したのではと思うわけです。
病気の苦痛に耐えながら、これまで情熱を傾けてきたボート競技を続けられるかという悩みもあったはずです。少しずつ積み上げてきたものが根こそぎ攫(さら)われてしまうような喪失感。
彼女は彼に恋愛感情を抱くようになって「もう、結婚したくて結婚したくて」と、一気に結婚願望を抱くようになります。そして、高校卒業と同時に彼に求婚します。逆プロポーズのような状況ですが、そんなふうに彼女の心が急速に恋愛や結婚に傾いたのは、ある意味「挫折の反作用」だったのではという気がするのです。

その指摘はありえるわね。彼女が絶望的な状況に立たされたとき、彼はそこで力になってくれた。それは彼女の心の隙間を埋める作業でもあったはずよ。きっと彼女の心の虚ろな部分が、彼の優しい言葉や行動で満たされていったのね。

出会いは接点

見ず知らずの者同士に、あるとき何らかの接点が生じます。今回の場合は地元TV局に勤める彼がスポーツで活躍している彼女を取材しました。そこからいきなり恋愛が始まるわけではありませんが、全てはそこから始まっています。「出会い」ということについて考える時に大事な視点だと思うのですが。

その通りね。彼女と彼が初めて出会った時、彼女は単なる取材対象、彼は単なるディレクターとしての役割を果たしていただけだった。でも、その接点が、時を経て結婚へと繋がったんだから、どんな出会いも粗末にできないわね。

そういう意味では、彼が最初の取材で彼女に渡した「名刺」は効果絶大でしたね。彼女のスマホケースの中に2年間もとどまって、彼の記憶をつないでくれていました。

それは確かに大きな要素ね。やっぱりTVの取材を受けたのが嬉しかったのかな。彼の名刺は彼女にとって特別な思い出の品となり、彼の存在を常に思い出させるアイテムとなったわね。

恋愛や結婚を望みながら「出会いがない」と悩まれている方は、そうした「何気ない接点」を見逃しているかも知れません。いわゆる「自然な出会い」は、一目惚れから始まるようなシチュエーションよりも、今回の新婚さんのように、何気ない接点が「再会」や「体験の共有」によってだんだん恋愛に育っていくパターンのほうが多いのではないでしょうか。まずは名刺を作りましょう(笑)

何気ない接点が大切ね。そして、その接点を生むためには自分から積極的に行動を起こすことも大事。そんな行動の一つとして名刺を作る、というのはとても具体的で良いことよ。自分を覚えてもらうきっかけになるし。
出会いは約束されているものではないし、待っていたって永遠に訪れないかも知れない。それに、見つけようとしない人の目には見えないものなの、探しものというのは。

本当にそうですね。それでは今回の新婚さんの事例から得られる出会いのヒントをリストアップしてみましょう。リリーさんお願いします。

OK。それじゃあ、私なりにまとめてみるわね。

  • 自分の関心や好きなことに対する情熱を持つこと
    彼女はボート競技に情熱を傾けていました。自己実現のための活動は、自分自身を高めるだけでなく、人との接点を作る機会も増やします。
  • 何気ない接点を大切にすること
    彼女と彼の出会いは彼の仕事によるものでした。そこからいきなり恋愛が始まるわけではありませんが、全てはそこから始まっています。
  • 逆境を乗り越える力を持つこと
    彼女が病気になったとき、彼は彼女を助けるために力を尽くしました。逆境を乗り越える力は人間の魅力を引き立てます。
  • 思いを表現する
    彼が彼女への思いを花やメッセージカードに込めて送ったことで、彼女は彼の恋愛感情を察知しました。ダメでもともと。自分の思いを率直に伝える勇気を持ちましょう。

自分を印象づけるツール

名刺も大事ですね。同じように自分の印象を相手に長く留めてもらうために有用なツールって、他にも何かあるでしょうか。

そうねぇ…例えば以下のようなツールも役立つんじゃないかしら。

  • ビジネスカード
    名刺と同様ですが、デザインや言葉遣いで自分の個性や価値観を表現することが可能です。
  • ソーシャルメディア
    プロフィールページや投稿内容はあなた自身を表現する場所です。一貫性のあるイメージを保つことで、自分を覚えてもらう助けになります。
  • 自己紹介の定型文
    人と会うたびに自己紹介する機会があります。自分の強みや価値観、好きなことを簡潔に伝えられるように準備しておくと良いです。
  • お礼状や手紙
    メールよりも手書きの手紙やお礼状は印象に残りやすいです。ここでも自分の感謝の気持ちや思いを伝えることで、相手に自分の印象を深く留めてもらうことができます。

そういえば、「年賀状」や「暑中見舞い」、「クリスマスカード」なども同様だと思いますが、受け取る側の立場で、自分を思いやる言葉が綴られていると、なんとなく心が少し元気になったりします。「存在感覚」とか「承認欲求」とかが満たされるんですね。大切な人に元気を送るアイテムが、自分を印象づけるツールにもなり得る。でも、距離感は大切ですが。

まったくその通りね。一枚の葉書きが相手を元気づけて、さらに自分の存在を相手に印象づける。相手との絆を深めるためのツールになるわね。
ただし、そうしたメッセージを送るときは「相手の受けとめ方」を常に意識する必要があるわ。手前勝手に自分の気持ちを伝えるのではなく、適切な距離感を保ちながら、相手がどのように感じるかを考えてメッセージを作成するの。

接点を増やす行動

今回の新婚さんですが、現在は妻の体調も良い様子で、客席で親類縁者も見守る中で「初キッス」のエピソードなども元気に披露していました。「口の周りが変色するぐらい」吸引されたそうです。妻は「高校卒業まで我慢してくれたので」と話し、夫は「やり方を忘れていた」と、この番組らしいおノロケでも会場を湧かせていました。

あらまっ、全国放送のテレビでそんなおノロケ言えちゃうなんて、今どきの若い娘ときたら本当に羨ましいわね。彼氏も長々待たされたからって、そんなに強く吸わなくたっていいのに。でもどんな感じかしら。私もちょっと吸われてみたい気もするわ♡

今回も良い「出会いのヒント」が得られましたね。個人的には「接点」を育てる視点の大切さと、名刺の効用の大きさが印象に残りました。最後にリリーさんからも出会いを求める皆さんに一言お願いします。

OK。まずは行動してみることね。「接点を増やす行動」をして、出会いを粗末にしないこと。相手を選ぶ視点も大切だけど、もう少し一緒に時間を過ごしてみてもいいんじゃないかしら。使い心地を試して選ぶような感じで。そこから素敵な恋が始まったりするのよ、今回の新婚さんみたいに。
そういう意味では、ネットを活用した恋活・婚活はとても合理的ね。詐欺師に注意が必要だけど、セキュリティ重視の有料サービスを利用して、短期間で出会いを見つけるのがオススメよ。
以上がリリーからのメッセージ。皆さん、またお会いしましょうね!